Threadsに投稿してnoteの記事へリンクを置いたものの、読まれたのか、リンクまで見てもらえたのかが分からない。そう感じているなら、まず確認したいのは「Threadsのインサイトとnoteのアクセス状況の二か所を、決めた順番で、同じ週の枠で見る」ことです。結論から言うと、Threads側では閲覧数・やり取り・リンクの訪問を、note側ではインプレッション・ページビュー・流入元を見て、週に一度ひとつの表へ書き写せば、リンク導線の振り返りは回せます。
この記事では、Threadsインサイトの見方を「どこで開くか」「何が見られるか」「リンクの訪問をどう確かめるか」に分け、そのあとnote側の記事のアクセス状況の見方、数字が合わない理由、週ごとの振り返り表の作り方までを順に整理します。Threadsやnoteの機能・指標名・表示場所は、公式の案内で確認できた範囲だけを、同じ段落に出典を付けて書きます。画面の構成は更新されることがあるため、記事の記述と手元の画面が違う場合は、手元の画面を優先してください。Threadsとnoteの組み合わせ方は自動化・計測のカテゴリやThreads×noteのカテゴリでも扱っています。
仮の例を一つ先に置きます。先週、読書メモをテーマにした投稿を何本か出し、そのうち一本の下にnote記事へのリンクを付けたとします。振り返りたいのは、その投稿が何回見られたか、リンクを訪れた人がいたか、note側で記事が開かれたか、の三点です。この記事は、この三点を同じ表の同じ行に並べて読む方法を説明します。
Threadsインサイトとは何を見る機能か
Threadsインサイトとは、自分のThreadsアカウントの閲覧数、投稿へのやり取り、フォロワー、リンクの訪問などを期間を選んで確認できる、Threads内の分析画面のことです。
インサイトは、投稿を出したあとに「何が起きたか」を数字で確認するための画面です。投稿を書く前の需要調査や、検索順位の確認のための機能ではありません。見られるのは自分のアカウントで実際に起きたことに限られるため、他人のアカウントの数字を見たり、検索の需要を測ったりする用途には使えません。
公式の案内では、インサイトからは期間を選んで、プロフィールの閲覧数、いいね・返信・再投稿・引用といったやり取り、フォロワーの属性などを確認できるとされています。Threads公式アカウントの2024年10月の投稿では、モバイルアプリでインサイトのアイコンを開き、期間を選んで見る流れが紹介されています。ここで大切なのは、インサイトが「結果の記録」であって「次に何を書くかを決める答え」そのものではない点です。数字は判断の材料であり、判断は自分で行います。
リンク導線の振り返りという目的に絞ると、インサイトで見るべき場所は三つに絞れます。投稿がどれだけ見られたか、そのうちリンクまで見られたか、プロフィールのリンクや投稿内のリンクがどれだけ訪れられたか、です。フォロワーの属性などは参考情報として脇に置き、まずこの三つを毎週同じ順番で確認する形にすると、見る時間も短く済みます。
インサイトを開く場所:アプリとWebの違い
インサイトの開き方は、モバイルアプリではプロフィール画面のインサイトのアイコンから、Webではメニューの「Insights」またはインサイト用のページから入る形で、公式の案内に沿って確認できます。
公式の案内を並べると、モバイルではプロフィール画面にあるインサイトのアイコンから、Webではメニューから開けると紹介されています。Threads公式アカウントの投稿では、モバイルではプロフィール左上のアイコン、Webでは左下のメニューまたはthreads.com/insightsから開くと案内されています。一方、2024年10月の公式投稿ではアイコンの位置が「右上」と書かれており、時期によってアイコンの位置の説明が異なります。
この違いは、アプリの更新で配置が動いたことを示していると考えられますが、どの版でどう変わったかは公式の記述だけでは判断できません。そのため、この記事ではアイコンの位置を断定せず、「プロフィール画面の上部にあるグラフ状のアイコンを探す」と覚えておくことをおすすめします。見つからないときは、アプリを最新版にしたうえで、Webのインサイト用ページから開くと見つけやすくなります。
アプリとWebの使い分けは、見る目的で決めると分かりやすくなります。週に一度の振り返りを表に書き写す作業は、画面が大きく、複数の画面を並べやすいWebのほうが向いています。投稿した直後に反応をざっと確認するだけなら、アプリで十分です。どちらで見ても同じアカウントの数字ですが、表示される項目の並びや名称が少し違う場合があるため、毎週どちらかに固定して見るのがよい運用です。
| 見る場面 | 向いている画面 | 理由 |
|---|---|---|
| 投稿した直後の確認 | モバイルアプリ | 手元ですぐ開けて、反応の有無だけ見れば足りる |
| 週ごとの振り返り | Web | 表への書き写しと、noteの画面との並べて確認がしやすい |
| リンクの訪問の確認 | どちらでも可 | 公式の案内ではアプリ・Webの両方に入口がある |
見られる指標の一覧:公式の案内で確認できた範囲
Threadsインサイトで確認できると公式が案内している指標は、閲覧数、いいね・返信・再投稿・引用、フォロワーの属性、閲覧元の内訳、リンクの訪問で、期間は選んで切り替えられます。
確認できた範囲を、出典つきで整理します。2024年10月のThreads公式投稿には、期間を四段階から選べること(最長はおよそ三か月)、プロフィールの閲覧がフォロワーとフォロワー以外に分けて見られること、いいね・返信・再投稿・引用といったやり取りが見られること、フォロワーの所在地・年齢・性別が見られることが書かれています。
その後の拡張として、Threads公式の投稿では、閲覧のグラフに加えて、見られた場所の一覧としてホーム、プロフィール、検索、アクティビティタブ、InstagramまたはFacebookが挙げられています。さらにMetaの2025年3月の発表では、インサイトに週次のまとめが追加され、投稿数、合計の閲覧数、新しいフォロワー数、返信数を前の週と比べて見られると説明されています。
| 指標 | 何を表すか | リンク導線の振り返りでの使いどころ |
|---|---|---|
| 閲覧数 | 投稿やプロフィールが見られた量 | リンクを付けた投稿が、どれだけ目に触れたかの母数にする |
| 閲覧元の内訳 | ホーム・プロフィール・検索などの見られた場所 | どこから見られた投稿にリンクの訪問が付いたかを推測する材料にする |
| いいね・返信・再投稿・引用 | 投稿へのやり取り | リンクの訪問が少ないとき、投稿の中身が読まれたかの補助にする |
| フォロワーの属性 | 所在地・年齢・性別などの分布 | 導線の改善には直接使わず、記事の想定読者との大まかな照合にとどめる |
| リンクの訪問 | 共有したリンクを訪れた人の量 | noteへの導線そのものの反応として、毎週かならず記録する |
| 週次のまとめ | 投稿数・閲覧数・フォロワー数・返信数の前週比較 | 表を書き写す前の、おおまかな確認に使う |
この表で「使いどころ」の列に書いた内容は公式の説明ではなく、本記事なりの使い方の提案です。公式の案内にあるのは指標の存在と見られる場所までで、どの数字をどう評価するかは書かれていません。評価の基準は、自分の過去の週との比較で決めるのが安全です。
閲覧数を読む:どこで見られた投稿かを確かめる
閲覧数の内訳を見るとは、投稿がホーム、プロフィール、検索、アクティビティタブ、InstagramまたはFacebookのうち、どこで見られたかを確認し、リンクの訪問と並べて読むことです。
閲覧数は、数が大きいほど良いと単純には言えません。リンクを付けた投稿の閲覧数が少なければ、そもそもリンクが目に触れる機会が少なかったということになります。反対に、閲覧数は多いのにリンクの訪問が少なければ、投稿は見られたのにリンクを押す理由が伝わらなかった可能性が考えられます。この二つを分けて考えるために、閲覧数を最初の確認項目に置きます。
閲覧元の内訳は、Threads公式の案内によれば、「Views」を開くとグラフと一覧で確認できます。ここで見るのは、見られた場所の偏りです。たとえばプロフィールからの閲覧が多い週は、すでにあなたを知っている人が読んだ可能性があり、ホームや検索からの閲覧が多い週は、まだあなたを知らない人にも届いた可能性があります。ただし、これは内訳の読み方の一例で、因果を示すものではありません。
読み方のコツは、投稿ごとの閲覧数を並べて「いつもより多い・少ない」の方向だけを記録することです。数字そのものを他のアカウントと比べても、フォロワーの数や投稿頻度が違うため意味が薄くなります。自分のアカウントの先週と今週、あるいは先月の同じ週との比較のほうが、導線の変化を見るのに適しています。
リンクの訪問を見る:Top linksの使い方
リンクの訪問を見るとは、インサイトの「Top content」にある「Top links」から、プロフィールや投稿で共有したリンクがどれだけ訪れられたかを確認することです。
noteへの導線で最も直接的に使える数字が、リンクの訪問です。Metaの2025年3月の発表には、プロフィールに最大五つまでリンクを置けること、そしてプロフィールや投稿で共有したリンクを何人が訪れたかを見られることが書かれています。Threads公式の投稿では、インサイトを開き、「Top content」の中の「Top links」から「See all」へ進む手順が紹介されています。
確認の手順は次のとおりです。まずインサイトを開き、見たい期間を選びます。次に「Top content」の欄から「Top links」を開き、「See all」で一覧を出します。一覧の中から、自分のnote記事のURLを探し、その訪問の量を表に書き写します。リンクの表示名やURLの見え方は画面の更新で変わることがあるため、記事のタイトルやドメインで見分けるのが確実です。
注意したいのは、プロフィールのリンクと投稿のリンクは、どちらも「共有したリンク」として扱われると公式が説明している点です。つまり、同じnote記事のURLをプロフィールにも投稿にも置いている場合、一覧の数字がどちらの経路から来たものかは、この画面だけでは分けて読めない可能性があります。この点について公式の案内に詳しい記述は見当たりませんでした。分けて見たいときは、プロフィールに置くnoteのリンクと、投稿に置くnoteのリンクを別の記事にする、という運用上の工夫が現実的です。
| 確認の順 | 開く場所 | 書き写す内容 |
|---|---|---|
| 一番目 | インサイトの期間選択 | 見る期間を、毎週同じ曜日から同じ曜日までにそろえる |
| 二番目 | Top content の中の Top links | note記事のリンクの訪問の量 |
| 三番目 | See all の一覧 | 他のリンクとの並びと、前の週との方向の違い |
noteへの導線で見る順番:投稿からプロフィール、記事まで
導線の振り返りでは、投稿の閲覧、リンクの訪問、note記事のページビューの順に、前の段階から次の段階へどれだけ進んだかを見て、どこで止まっているかを特定します。
導線は、読者が通る順番に並べて見ると状況が整理できます。最初の段階は、Threadsの投稿が見られたことです。次の段階は、その投稿やプロフィールのリンクが訪れられたことです。最後の段階は、noteの記事が開かれたことです。この順に並べて、どの段階の数字が前の段階に比べて小さいかを確認します。
ただし、各段階の数字は単位が揃っていません。Threads側のリンクの訪問は、公式の説明では「訪れた人の数」に近い表現で、note側のページビューは、後述のとおり「ページが開かれた回数」です。この違いから、段階ごとの比率を割り算で出しても、正確な「通過率」にはなりません。割合の数字を記事や報告に載せるのではなく、「前の段階より小さい」「ほぼ同じ」といった方向の記録にとどめてください。
導線そのものの設計、つまりプロフィールや投稿、記事のそれぞれの役割の決め方は、Threadsからnoteへ読者を案内する導線の設計手順で整理しています。この記事は、設計したあとの確認の仕方に絞っています。設計と振り返りを分けておくと、数字が悪かったときに「導線の置き方」と「記事の中身」のどちらを直すかを切り分けやすくなります。
note側で見られる記事のアクセス状況
note側の記事のアクセス状況とは、ダッシュボードの「アクセス状況」で確認できるインプレッション、ページビュー、スキ、コメントなどの数字のことで、記事が届いた量と読まれた量を分けて見られます。
noteの公式ヘルプダッシュボードの「アクセス状況」について(2026年10月5日に確認)によると、アクセス状況はプロフィールアイコンから「ダッシュボード」を選んで開きます。従来の「ビュー」はインプレッションとページビューの二つに分かれ、インプレッションは記事がnote内のさまざまな場所に表示された回数、ページビューは記事のページが開かれた回数と説明されています。
同じヘルプには、スキは選んだ期間に新しく付いた数であること、コメントも同様であること、インプレッションとページビューのどちらにも自分自身の閲覧が含まれることが書かれています。また、iOS・Androidアプリのアクセス状況は今回のリニューアルの対象ではなく、これまでどおり「全体ビュー」「コメント」「スキ」が表示されるとされています。インプレッションとページビューを分けて見たいときは、ブラウザから開く必要があります。
| note側の指標 | 公式の説明の要点 | 導線の振り返りでの読み方 |
|---|---|---|
| インプレッション | 記事がnote内のさまざまな場所に表示された回数 | Threadsからの来訪とは別の、note内での届き方を見る |
| ページビュー | 記事のページが開かれた回数。自分の閲覧も含む | Threadsのリンクの訪問と並べて、記事が開かれたかを見る |
| スキ | 選んだ期間に新しく付いた数 | 記事の中身が読まれた手がかりとして補助的に見る |
| コメント | 選んだ期間に新しく付いた数。自分のコメントも含む | 反応の有無の確認にとどめる |
導線の振り返りで最も使うのはページビューです。リンクを付けた投稿を出した日の前後で、対象記事のページビューが動いたかどうかを、期間を選んで見ます。ただし、ページビューにはThreads以外の経路や自分の閲覧も含まれるため、増えたことがそのまま導線の成果とは言えません。次の節の流入元と合わせて読みます。
noteの流入元でThreadsからの来訪を探す
noteの流入元の確認とは、アクセス状況の最下部にある「記事の流入元」で、読者がどのサイトから記事へ来たかをドメイン名ごとのページビューで確認することです。
noteの公式ヘルプダッシュボードで記事の流入元をみる(2026年10月5日に確認)によると、アクセス状況のページの一番下で、検索エンジンやSNS、note内など、経路ごとの内訳を円グラフと時系列で見られます。流入元は基本的にサイトのドメイン名のまま表示され、よく表示されるものとしてnote.com、X、Facebook、Google、Instagram、search.yahoo.co.jpが挙げられています。
同じヘルプには、参照元の情報が付かないアクセスは「no referrer」と表示されること、11件目以降は「other」にまとめられること、流入元の合計がページビューの合計と完全には一致しないことも書かれています。Threadsからのアクセスがどの名前で表示されるかは、このヘルプには明記されていません。そのため、実際に自分の画面で、Threadsに関係するドメイン名が一覧に出ているかを確認する必要があります。出ていなければ、参照元の情報が付かずno referrerに含まれている場合も、別の経路で入っている場合も考えられます。
この性質から、Threadsからの来訪の量を流入元の数字だけで断定するのは避けたほうが安全です。確認できるのは、「Threadsに関係するドメインとして表示された分」と「Threads側のリンクの訪問」の二つの数字が、同じ週に同じ方向へ動いたかどうかまでです。方向が合わないときは、どちらかの数え方や反映の時刻が違うと考え、結論を急がずに次の週の数字も見ます。
なお、note proの機能であるアナリティクス(β)には、記事の本文内リンクのクリック数や参照元を見られる項目があると、公式ヘルプ(2026年10月5日に確認)に書かれています。ただしnote pro専用のため、この記事の手順はnote proを使っていない前提で組み、必要になった人だけが参照する位置づけにします。
数字が合わない理由と読み方の注意
数字が合わない理由とは、Threads側とnote側で指標の数え方・単位・反映のタイミングが違うことで、同じ週の数字を並べても完全には一致しないという性質のことです。
ThreadsのリンクとnoteのPVが一致しないのは、異常ではなく自然なことです。noteの公式ヘルプ(アクセス状況)には、当日の数値はリアルタイムではなく途中経過で、前日までの数値は毎朝確定すること、集計方法の改善により過去の数値があとから変わることがあることが書かれています。したがって、投稿した当日に両方の画面を見比べても、noteの数字は途中経過です。
数え方の違いも整理しておきます。Threadsのリンクの訪問は、Metaの発表では「リンクを訪れた人の数」という言葉で説明されています。一方、noteのページビューは、記事のページが開かれた回数です。人の数と回数は同じではないため、数が一致しなくても矛盾にはなりません。さらに、noteのページビューには自分の閲覧が含まれるため、投稿後に自分で記事を開いて確認した分も入ります。
| ずれの原因 | どちらの画面で起きるか | 対処 |
|---|---|---|
| 単位が人の数と回数で違う | Threadsとnoteの比較 | 数値の大小ではなく、増えたか減ったかの方向で比べる |
| 当日の数値が途中経過 | note | 前日までの数値が確定した翌日以降に書き写す |
| 自分の閲覧が含まれる | note | 確認のために開いた回数を記録に添え、読み取るときに差し引いて考える |
| 参照元が付かない来訪がある | note | 流入元の数字は参考にとどめ、断定しない |
| 過去の数値が後から変わる | note | 書き写した時点の日付を表に残し、後から見直して上書きしない |
この表の「対処」は、公式の説明から導いた運用上の提案です。いずれも数字を正確に合わせるための方法ではなく、読み間違いを減らすための決まりごとです。決まりごとを先に表の注意書きとして固定しておくと、毎週同じ基準で読めます。
週ごとの振り返り表の作り方
週ごとの振り返り表とは、Threadsとnoteのそれぞれからひとつずつ数字を書き写し、同じ週の欄に並べて、前の週との方向の違いだけを記録する一枚の表のことです。
表は、スプレッドシートでもノートでも構いません。大切なのは、毎週同じ列を同じ順で埋めることです。列を毎週変えると、前の週との比較ができなくなります。最初は列を少なく作り、慣れてから足すのが続けやすい形です。
基本の項目は次の八つです。集計の週、リンクを付けた投稿の内容、投稿の閲覧、リンクの訪問、noteのページビュー、noteの流入元で気づいた点、前週との方向、次週に変える点ひとつ。この八項目で、導線の一通りの確認ができます。
| 列 | 書く内容 | 情報の出どころ |
|---|---|---|
| 集計の週 | 見た期間の始まりと終わりの日付 | 自分で決める |
| リンクを付けた投稿 | 投稿の主題と、リンク先の記事名 | 自分の投稿履歴 |
| 投稿の閲覧 | 閲覧数と、閲覧元の内訳で目立った場所 | Threadsインサイト |
| リンクの訪問 | Top links に出たnote記事のリンクの訪問 | Threadsインサイト |
| noteのページビュー | 対象記事のページビューと、自分の閲覧の有無 | noteのアクセス状況 |
| 流入元の気づき | Threadsに関係するドメイン名が出たか | noteの記事の流入元 |
| 前週との方向 | 上向き・横ばい・下向きのどれか | 自分で判断 |
| 次週に変える点 | 変えるのはひとつだけ | 自分で決める |
書き写すときの順序は、まずThreadsの二つの数字を書き、次にnoteの二つの数字を書き、最後に方向を判断することです。方向を先に決めてから数字を探すと、見たい結果に合わせて数字を選んでしまいやすくなります。数字を書き終えてから、表全体を眺めて方向を決めてください。
仮の例:一週間分の記録を読む
仮の例で読むとは、数字を入れた完成形の表を一度通して見て、どの列を見てどんな判断をするかの流れを、実際の手順として確認することです。
ここでは、実在のアカウントではなく仮の例として、読書メモをテーマに発信しているアカウントの一週間を想定します。数字は具体的に出さず、方向だけで書きます。リンクを付けた投稿は二本あり、一本は読書メモの続け方、もう一本は読み返しの工夫をテーマにしています。どちらもnoteの同じ記事へリンクしています。
| 列 | 仮の記録 |
|---|---|
| リンクを付けた投稿 | 続け方の投稿が一本、読み返しの投稿が一本。どちらも同じ記事へ |
| 投稿の閲覧 | 続け方の投稿のほうが多い。閲覧元はホームが中心 |
| リンクの訪問 | Top links に記事のリンクが出ており、先週よりやや多い |
| noteのページビュー | 投稿した翌日以降に動いた。自分で開いた分は一回 |
| 流入元の気づき | Threadsに関係するドメイン名は表示されず、no referrerが目立つ |
| 前週との方向 | リンクの訪問は上向き、ページビューは横ばい |
この記録から読めるのは次のことです。閲覧とリンクの訪問は前週より動いている一方で、noteのページビューは横ばいです。流入元ではThreadsに関係するドメインが見えず、参照元が付かないアクセスが目立ちます。公式の説明どおり参照元が付かない来訪があり得るため、「ページビューが増えていない」とは言い切れず、「Threads経由かどうかを流入元では確かめにくい週だった」と記録するのが妥当です。
この週の次週に変える点は、ひとつだけ選びます。たとえば「リンクを付ける投稿を、閲覧の多かった続け方のテーマに寄せる」でも、「投稿の最後の一文で、記事に何が書かれているかを一言で伝える」でも構いません。複数を同時に変えると、どの変更が数字に影響したのか分からなくなるため、ひとつに絞ることが振り返りの条件になります。
次の一週間に変える点をひとつ決める
次に変える点を決めるとは、表の数字から原因を断定せず、「投稿の文」「リンクの置き方」「記事の入口」のうちひとつだけを選んで、次の週に試す小さな変更として書き出すことです。
変える点の候補は、次の三つの層に分けると選びやすくなります。ひとつ目は投稿の文で、リンクの手前に、記事を開くと何が分かるのかが一言で伝わる文を置くかどうかです。ふたつ目はリンクの置き方で、投稿本文に置くか、プロフィールのリンクに寄せるか、リンクを付ける投稿の数を絞るかです。みっつ目は記事の入口で、記事の冒頭の数行で、投稿から来た読者が探しているものを見つけられるかどうかです。
どの層から手を付けるかは、数字の止まり方で決めます。閲覧が少ないなら、リンクの置き方より前に、そもそも投稿が見られる機会を増やす方向を考えます。閲覧はあるのにリンクの訪問が少ないなら、投稿の文とリンクの置き方を見直します。リンクの訪問はあるのにnoteのページビューが動かないなら、数え方のずれを疑い、流入元と翌日以降の数字を確認してから、記事の入口を見直します。
投稿そのものの文を整える手順は、生成AIと分担して投稿文を作る手順に沿って進めると、材料の出し方から点検まで一通り確認できます。ここで決めた変更を、次週の表の「次週に変える点」の欄に書き、翌週にその変更を入れた投稿かどうかを最初に確認してから、数字を書き写す流れにします。
よくある質問(FAQ)
- Q1. Threadsのインサイトが見つからないときは、どうすればよいですか。
- アプリを最新版にし、プロフィール画面の上部でグラフ状のアイコンを探してください。Webでは、Threads公式の案内にあるとおり、メニューまたはインサイト用のページから開けます。それでも出ない場合の条件は、公式の案内から確認できなかったため、Threadsのヘルプで確認してください。
- Q2. Top linksにnoteのリンクが出ないのはなぜですか。
- 原因は断定できません。選んだ期間にそのリンクが訪れられていない、または画面の対象になっていない場合などが考えられます。期間を広げて再確認し、それでも出ないときは、リンクを共有した投稿の日付と見ている期間が合っているかを確かめてください。
- Q3. noteのページビューとThreadsのリンクの訪問は、同じ数になりますか。
- 同じ数になるとは限りません。noteの公式ヘルプでは、ページビューは記事のページが開かれた回数で自分の閲覧も含まれると説明され、Metaの発表ではThreads側は訪れた人の数と説明されています。単位が違うため、方向で比べてください。
- Q4. noteの流入元にThreadsが出ない場合、導線は機能していないのでしょうか。
- そうとは言えません。noteの公式ヘルプには、参照元の情報が付かない来訪はno referrerと表示されると書かれています。流入元に出ないことだけで判断せず、Threads側のリンクの訪問と並べて読んでください。
- Q5. 振り返りは毎日したほうがよいですか。
- この記事では週に一度の確認を前提にしています。noteの当日の数値は途中経過で、前日までの数値が毎朝確定するという公式の説明があるため、毎日細かく見るよりも、週のまとまりで方向を見るほうが読み間違いが減ります。
- Q6. 数字が少ない週は、投稿を増やすべきでしょうか。
- 数字が少ないことだけで、本数を増やすかどうかは決められません。どの段階で止まっているかを、閲覧、リンクの訪問、ページビューの順に確認し、ひとつだけ変える点を選んでください。
- Q7. note proでなくても、リンクのクリック数は見られますか。
- 本文内リンクのクリック数は、noteのアナリティクス(β)のヘルプではnote proだけの機能と説明されています。note proを使っていない場合は、ThreadsのTop linksと、noteのページビュー・流入元の組み合わせで確認する形になります。
まとめ
Threadsインサイトの見方は、開く場所を決め、閲覧数、リンクの訪問、閲覧元の内訳の順に見て、noteのページビューと流入元に並べる、という流れで整理できます。公式の案内で確認できたのは、指標の種類と見られる場所までです。どの数字をどう評価するかは書かれていないため、自分の過去の週との方向の比較を基準にします。
数字が合わないのは、数え方と単位、反映のタイミング、自分の閲覧、参照元の有無が違うためで、異常ではありません。方向だけを記録し、八項目を毎週同じ順で埋め、次週に変える点をひとつだけ決める運用が、続けやすい形です。導線の設計は導線の設計手順、投稿文は投稿文の分担手順とあわせて読むと、設計から振り返りまでが一続きになります。
